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born、bone、墓音。のKUBOのレビュー・感想・評価

born、bone、墓音。(2016年製作の映画)
4.0
沖縄粟国島に今も残る「洗骨」の風習。火葬にはせず白骨化するまで「風葬」にし、その後棺から出して骨を洗う。

父の洗骨の儀式に内地から嫁を連れてきたヒトシ(ゴリ)。妻のユーコ(佐藤仁美)は「風葬」の意味を知って「お父さんをミイラにして、犯罪よ、犯罪!」と大騒ぎだ。

兄のマサル(山城智二)は洗骨に出ないという嫁ユーコに腹を立て、一家は大騒ぎに! 一家は無事に父の洗骨を終えることができるのか?

そう、本作は、あの名作『洗骨』の元となったゴリ監督の原点となったショートフィルム。

うわ〜、智二さんとゴリさんが兄弟だ! これだけでうれしい! 智二さんと佐藤仁美のバトルがおもしろい! おばあ役に古謝美佐子さん。ウチナーのスター揃い踏みだ。

「洗骨っていうのは自分を洗っているのだと思います」

父の洗骨を終えて、家族がひとつになっていく。

そして、この思いを照屋年之監督は2年後の2018年に長編映画『洗骨』として結実させる。

ゴリさんの映画監督としての原点とも言うべき作品。映画『洗骨』が好きな人は必見のショートフィルムです。

https://shortshorts.org/2022/
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