MasaichiYaguchi

ランペイジ 巨獣大乱闘のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.7
アーケードゲーム「RAMPAGE」を基に最新VFX技術で実写映画化した本作は、子供時代に観た円谷プロの怪獣映画を思い出させてくれてワクワクしてしまう。
映画の設定は、ある事故が原因でゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化、凶暴化してしまうというもの。
昔ヒットした食品会社のテレビCMで「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」とか「大きくなれよ〜」というのがあったが、諺の「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で分かるように度が過ぎると手に負えないものになってしまう。
映画は、このような事態を招いた私利私欲や浅はかな行いをした人々が、手痛いしっぺ返しを受けるという分かり易い因果応報の物語なのだが、その中に主演のドウェイン・ジョンソン演じる霊長類学者デイビスと、彼が保護した白ゴリラ・ジョージとの絆があって心の琴線に触れてくる。
本作の後に「スカイスクレイパー」という作品の公開も控えていて、大人気で出ずっぱり状態のドウェイン・ジョンソンだが、勿論、この怪獣映画でもマッチョなボディを駆使してタフ&ストロングな魅力一杯に活躍する。
ハラハラ、ドキドキ、ハイテンションな展開の中に笑いの要素をちりばめ、上映時間107分があっと言う間に過ぎます。