劇場版 屍囚獄 起ノ篇のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

室井まさねによるホラー漫画『屍囚獄』を実写映画化した2部作の前編である本作は、過去50年に渡り女性が一人も生まれていない山奥の寒村で、人口わずか43人の廃村寸前の八坂村を舞台に、合宿ゼミのため、比良坂大学の教授・葦原とその助手・香坂の引率でこの村に訪れた4人の女子大生に迫り来る恐怖を描いたものとなっているのだが、2部作の前編ということもあり、舞台設定や物語の背景の説明に追われて開始50分まで何も起こらず、ようやく展開を見せたかと思いきや、やはり後編への布石を残すばかりで見どころはなし。キャスト陣の演技も微妙としか言えませんし、台詞が聞こえにくいシーンも。舞台となる八坂村については、面白そうな風習には惹かれるものがあったが、それを活かしきれていない点は気になるところで、本作は片手間程度の視聴くらいが丁度良いかと。