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ゲーム・ナイトの一人旅のレビュー・感想・評価

ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)
4.0
ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン監督作。

いつも一緒に仕事をしているジョン・フランシス・デイリーとジョナサン・ゴールドスタインの盟友コンビが放つ日本劇場未公開のサスペンスコメディで、犯罪に巻き込まれたゲーム愛好家の夫婦たちが繰り広げる騒動を描きます。

ゲームをこよなく愛するマックス&アニー夫妻は、ゲーム仲間たちと一緒にマックスの兄:ブルックスの豪華な邸宅で恒例のゲームパーティを開催するが、その最中、謎の襲撃者が侵入しブルックスが誘拐されてしまい、最初はブルックスが仕組んだ誘拐ゲームの演出だと思っていた夫妻たちだったが、やがてそれが本物の誘拐事件だと気づいた彼らはブルックス救出に向け力を合わせ奮闘する…というサスペンスコメディで、ゲームではなく本物の犯罪に巻き込まれてしまったゲーム愛好家たちの奮闘劇をドタバタな笑いで活写した痛快作となっています。

二転三転のストーリー展開と能天気&個性派揃いな登場人物たちの掛け合い&珍騒動がコミカルなサスペンスコメディで、劇中しつこく放り込まれる細かな映画ネタもクスッと笑えるいいアクセントになっています。ジェイソン・ベイトマン&レイチェル・マクアダムスが主人公夫婦を軽快に好演していますし、カイル・チャンドラー、ビリー・マグヌッセン、ラモーネ・モリス、ジェシー・プレモンスら脇を固める俳優陣も適材適所の立ち回りを見せています。

蛇足)
劇中のラモーネ・モリスの台詞「憎しみが私を投獄させ、愛が私を塀の外へ出した」は『ザ・ハリケーン』(1999)におけるデンゼル・ワシントンの名台詞のパロディです。
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