英国総督 最後の家のあみるかんのネタバレレビュー・内容・結末

インド・パキスタンの分離独立までの過程をイギリス側とインド・パキスタン側の双方から描いた作品。

ストーリーは歴史をシンプルになぞっていて、世界史を真面目に勉強した人であれば大体知っていると思う。印パ独立史概説。

ムスリムであるヒロインがインドに残ることを決心してから父を気遣い、パキスタン移住へと心変わりする過程の掘り下げ方が浅かったり、結末の展開にやや強引さも感じたが、宗主国側である総督一家が理想と現実の間で葛藤する描写はなかなか丁寧で良かった。

印パ分離独立の歴史は調べれば調べるほど面白いので、興味を持つきっかけとしては非常に良くできた作品。
個人的にはジンナーについてもっと知りたい、家に帰ったら勉強しようと思いました（笑）

音楽が素晴らしいなあと思っていると、エンドロールでA・R・ラフマーンの名前を発見。納得。