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ヴェノムのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.1
『 BLACK PARASITE
~黒き寄生~ 』

“最悪”という二文字。海外で絶賛の嵐の日本版ポスターのインパクトは相当なもの(このフィルマのじゃない方)。予告編もとにかく“悪”を全面に出してるもんで、「さあ、それじゃどんだけ悪いのか、とくと拝見❗️」と公開初日に鑑賞して参りました🎦🏃💨

ちなみにこの作品、立ち位置がちと微妙... マーベルであってMCUにあらず!?そこんとこホントややこしいのですが、マーベル作品ではあるけれど製作にマーベルスタジオはノータッチ。でも、ソニー・ピクチャーズとしては『スパイダーマン:ホームカミング』と世界を共有した作品って独自に位置付けてるらしく、プロデューサーさん曰くこの『ヴェノム』はMCUの付属物的作品って事らしいのですが... ウ~ム、ややこしやぁ😅

そんなわけで、この作品はいわばSONY製マーベル。だからなのか、ここんとこのMCU作品の作り込みといいますか、その捻り具合に比べると何てオーソドックスな、と思わされるシンプル且つ分かりやすい筋運び。ただ、この「寄生され」という主人公の在り方が他とはきっちり棲み分けが成されているので、そこんとこはやっぱり特徴的で面白かったです😃

ただ、日本人としては、と言いますか、体が勝手に突っ走っちゃう感じにはどうしても『ど根性ガエル』思い出しちゃいますし、肉体の変形描写なんかには『寄生獣』が想起される。ていうか、主人公エディとシンビオート(地球外生命体)のヴェノムとしての共生が、もう新一とミギーの共生と同じ感じで何だか微笑ましい😊 しかも、予告編やポスターでの“最悪”というイメージに対し、最悪感そんな無かったしw シンビオート結構聞きわけがいいしね😂w

そんな、いろんな意味での事前イメージの崩壊もあって、良くも悪くも「思ってたんと違う!」と思わされた作品でした☺️ ただ、ひとつ思ったのは尺の割き方がちょっと微妙でしたね。転換点となる寄生の場面までは色々と丁寧に描いていたのに、後半特に一番大事なクライマックスの辺りの展開が早急過ぎて、せっかくの見せ場なのにあっさりしてるというか、結局の所寄生された側の人間模様がそっちのけになってしまった様に映りました。ただ、某“鋼鉄男”映画にも通ずる思わぬ展開は予想してなくて、思わず「おお!」ってなりましたけどね😲‼️あと、本当の意味でのダークヒーロー譚という事であれば、この作品はむしろ“これから”でしょうね。次に期待を込めて、今回はこのスコアです🙂

そういえば、この映画を観ている最中の事なのですが、自分の腕時計⌚️が狂ったのかと思いました❗️💦結果として電波時計なので狂ってはいなかったのですが、何故そう思ったのかは観てのお楽しみという事で...

最後になりますが、地味なポイントながらミシェル・ウィリアムズのあのスカートとブーツの組み合わせはズルい👢... 一言、好き...🐼💕
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