ノノ

ザ・スクエア 思いやりの聖域のノノのレビュー・感想・評価

3.7
あらゆる事象が起きて散らばったまま終わる系だったので初めて見た時はピンとこなかったけど改めて見たらわりと良かった。
現代美術館のキュレーターという立場で真っ当な人間である主人公は、ホームレスにお金を恵んだりする愛と善意がある一方で仕事や家庭の問題、盗難被害にあったことから連鎖して起きてしまった少年との問題の間で揺れる。少年やマスコミとのやり取りなど敵意のある会話を聞いてるとどっと疲れる。人間の矛盾、不誠実さ、利己的な部分は誰にでもあることだから災難続きの主人公がひたすら切なく見えてしまう。
ゴリラ人間のシーンだけでホラー撮ってほしい。
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