外核の流動停止、地磁気の逆転と消失、地殻変動、太陽フレア、と神が洪水を起こし陸地を海に沈めたプロセスと、人類滅亡計画とを強引にサイエンスに落とし込んだ、現代版ノアの方舟物語の様相は興味深い。
しかしノアの方舟を題材にしていながら、肝心の人類の罪となる部分への言及が皆無なのは何か意図があったのだろうか? ジョシュがノアの如く救出し船に招き入れた人々から何か見出せるだろうか? これでは度を越えた人類の地球謳歌への警鐘になっていないのではと気がかりで仕方がない。
本意本望なのかもしれないが、ジョシュとパム(クッシング博士)の再生の物語一点特化ではちと厳しかった気がする・・・
「ザ・コア」(2003)...「サイレント・ワールド セカンド・アイスエイジ」(2006)...「滅亡の黙示録」(2008)...