センカン

RWBY Volume4のセンカンのレビュー・感想・評価

RWBY Volume4(2017年製作の映画)
4.2
各々の葛藤と壁、乗り越えて先へ…

前作の衝撃からやっと立ち直って視聴、チームRWBYは半ば解散し、それぞれの哀しみを背負って困難に立ち向かう。4人プラス敵サイドやら校長やらライの過去話やらで、かなり場面転換が多いのですけど、不思議と纏まってる。あくまでルビーを本筋に置きつつ、他のメンバーは精神的な壁の乗り越えに苦心するって方向性がシンプルでとっちらからない構成になっていたのだと思います。非常に上手い。
マジで5〜10分くらいでコロコロ場面変わるのに終わってみると分かりにくいとは感じない。凄いすね。

ルビー以外の3人の乗り越える壁の作り方も見事で、家族や家の問題を抱えるワイズ、ヤンに取り返しのつかない怪我をさせてしまった事に悩むブレイク、そして戦線離脱を余儀なくされたヤン、それぞれの思い悩む方向、解決策、周りの人間の支え(主に家族や仲間)の構成が凄く自然で入ってきやすい。さり気にパワーアップイベントも兼ねていて、前回のルビーの能力も含めて次回への期待度が否応にも高まる!

そんなルビーの冒険も、哀しみを抱えながら健気に前へ進んでいる姿が良いですね。ラスボスはこれまたエグいライの過去話からの因縁のグリム、色んなグリム見てきましたが初めて怖いと感じれる造形でした。ってか佇み方がエグい。
ピュラの死を受け止めたジョーンの強化イベントもあったりして、チームジュニパーの面々にもスポットライトが当たった回になりましたね。
ピュラの動画観ながら練習してるジョーンで泣きそうになるんですけど…、あれ毎日やるのかな…

点数内訳
世界観:4.5
ストーリー:5
キャラ:4.5
音:4
映像:3
スコア:4.2
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