キモサベ

かもめのキモサベのレビュー・感想・評価

かもめ(2018年製作の映画)
3.0
ロシアの作家チェーホフの同題戯曲の映画化・・・と、聞いただけで腰が引けます しかも苦手の群像劇だぁ(憂鬱)
・・・けど、大好きな女優さんシアーシャ・ローナンの出演作品とあって挑戦することに

湖畔にたたずむ屋敷の主ソーリンが病に倒れたとの知らせを受け、彼に縁のある人々が集まってきます・・・そこから物語は2年前に遡ります
主要人物は、
イリーナ・・・ソーリンの妹、大女優
ボリス・・・イリーナの愛人、小説家
コンスタンチン・・・イリーナの息子、小説家志望
ニーナ・・・コンスタンチンの恋人、女優志望
・・・この4人が中心でお話は展開します

感想です
まず、助かったのが、群像劇なのに98分とはありがたい尺
それと、上記4人以外の登場人物も何とか区別できて、戸惑わずにすみました

でもそこから先は、“チェーホフ”に聞いてみないとわかりません
タイトルの“かもめ”が何を意味(暗示?)してるのか?・・・もちろん、かもめのシーン、あるにはあったのですけど、う~ん
上に記した4人がくっついたり、離れたり・・・関係もなんだかしっくりきませんでした(・・・予想できないこともないのですが)
2年のブランクがあっさりしすぎ(短い尺だから仕方ないのですが)
一番はコンスタンチンの終わり方が、どうも? ここはラストについてです・・・映画のシーン自体はとても良かったのですが、観終わってから原典(あらすじ)を見て、納得しましたです

【反省】
本作は、原典『かもめ』を読んでる人を前提に作られた映画だったのかと?
それだと、しっくりくると思います
そもそも読んでいない自分が、面白いとかつまんないとか、長いとか短いとか、わかったとかわかんないとか・・・どうのこうの言ってはいけなかったのです、すみません
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