二人の全盛期にテニスをしていたので懐かしくて観ました。男女ともに北欧の貴公子ボルグ派、アメリカの悪童マッケンロー派がいて、私はヤンチャなマッケンロー派。ボルグのバックハンド両手打ち流行りました。当時はウッドラケット。
氷の男ボルグ対炎の男マッケンローと言われましたが、実はボルグは神経ピリピリでキレやすく、子供の頃は感情のコントロールが出来ず出場停止になったこともあり、コーチと共に神経の高ぶりを抑えてきたことが描かれています。噴火寸前の雪山でした。全て同じものを儀式のように同じにセットすることで心を整えていました。
対するマッケンローは裕福な家庭に育ち英才教育を受けていましたが、過干渉で教育パパの、弁護士の父へのファザコンが強く、優等生を演じメンタルやられていました。コート内で心の内を表に吐き出すことでバランスをとっていました。
🔥伝説の対決!🎾
<ウィンブルドン選手権男子シングルス決勝、ボルグの5連覇を新星マッケンローが阻止できるか?!>
手に汗握る4セット目のタイブレーク。2セット先取していたボルグのマッチポイントが7回破られ、タイブレーク18-16で4セット目をマッケンローが獲り、フルセットになった4時間の熱戦でした。
映画は迫力があったし、実際の映像を一部使っているように見えましたが、アップでなく、コート全体を俯瞰したプレイを観たい!とこの後直ぐに実際の動画を観ました。プレイは実際の試合の動画がわかりやすいけれど、迫力はさすがに映画の方がありました。
ボルグのコーチをスウェーデン人だと知らなかった名優ステラン・スカルスガルドが演じていますが、実在の人物にそっくり。
ボルグとマッケンローはこの先、無二の親友となります。
頂点を極めた者同士、同じようにチャンピオンの孤独に耐え、重圧の不安と戦ったからこそ理解し合える関係なんでしょうね。
お正月でなまった体を動かしたくなりました。