冒頭、ゾウ連れでヒッチハイクして止まってくれるトラックがあることにびっくり。ゾウってやっぱタイでは特別な動物なんだなあ。
建築家として成功した中年の男が、少年時代に飼っていたゾウに街角で出会い、かわいそうになって彼を故郷に帰してやろうと旅に出る。
映画には何人もの終わった人たちが出てくる。
経営者、男としても終わった主人公、盛りの過ぎたニューハーフ、死を待つホームレス、取り壊し前のビル、そしてゾウも年老いている。わたし自身にも近い人たちで、わかるなあと思ってみていた。
ニューハーフがカラオケで歌ってた歌謡曲が、しみじみと良い曲でした。
ドラマは、ゆらゆら終わっていきました。
それもタイっぽくて良かったです。
とにかくゾウが可愛かった。ゾウってこんなに可愛い動物なんだなと思いました。
