てっぺんハゲ

きみへの距離、1万キロのてっぺんハゲのレビュー・感想・評価

きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)
2.3
 いろいろ設定に無理があると思うがファンタジーと割り切って飲み込んだものの・・・。
 やむを得ずとか巻き込まれてなどでなく、かなり能動的にヒロインの人生に介入し、同僚に一服盛り、彼女に嘘までついて扇動する主人公の動機が分からない。しまいには「これは神の意志だ」と言い出しかねない勢い。一体お前は何に目覚めたんだ・・・。どう見てもホラーです本当にありがとうございました。いやぁ一万キロ離れててヨカッタネーと思いきや、あのラストにゲンナリ。愛する男の死に間接的でも関わった男だよ?あの時の憎しみは?全体的に、その行動に至る原理や感情に至る心の機微が描かれないので甚だ説得力に欠ける。
 主人公、ヒロイン、その彼氏の三すくみの構図は面白い展開だっただけにあっさり終わって残念。彼氏が不憫過ぎる。
期待値3.0
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