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最初で最後のキスのoden8のレビュー・感想・評価

最初で最後のキス(2016年製作の映画)
4.8
あなたの忘れられへんキスは。

一人の16歳の女のコが、将来の自分に宛てた手紙。そこに綴られているのは3人の友情と拭い去ることのできない後悔と痛み。
みんなが後少しづつ成長できてたら、お互いと自分をもっと大切に出来ていたら。
違う未来が待ってたんかもしれへん。

老いも若いも関係なく、この世界は理不尽と不条理で塗り固められている。
苦しむのは、人と少し違う感覚が研ぎ澄まされている人。
若い時は特にその苦しみを強く感じてまうんかもしれへん。

人と人は違って当たり前やのに、それを許し合ったり認め合うことがとても難しい。
それは、友情や恋愛だけに限ったことではない。
でも、きっとそんなあなたをものすごく大切に想ってくれる人がきっと現れる。

青春の素晴らしさと危うさ。社会の窮屈さ。それらをポップな演出と音楽で彩られている。それでいて、内容はとても重く息苦しい。
彼女、彼らの人生の歯車が上手く噛み合わなかったことが非常に悔やまれる。
それぞれに、ほんの少しの器用さがあれば、ラストの様に未来はキラキラと輝いた景色になっていたのだろう。

cast(役者·キャラ) 5
story(物語) 5 
architecture(構成) 5
Picture(画) 4.5
acoustic (音) 4.5
22-203
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