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ターミネーター ニュー・フェイトのSEIJISANのレビュー・感想・評価

3.0
ジェームズ・キャメロンが製作として参加した「正統な続編」とのこと。冒頭で「ターミネーター2」を完全否定。いきなり心をへし折られましたが、そこからの展開、アクションシーンは面白かったです。でも、「またやってる」感は否めなかった。いくら「今までの続編は無かったことにして」と言われても観ちゃっているから「またやってる」と思ってしまう。新型ターミネーターも液体金属「T-1000」の衝撃とは程遠かった。細かなところで力業のご都合主義が顔を覗かせているのも残念。シュワルツェネッガーのターミネーターの心変わり、動力源の武器化など...。「ターミネーター3」は、あのパート2の後だから何を持ってきても評判は芳しくなくなるのは仕方ない。実際、そこまで悪い出来ではなかった(ジョン・コナーのミスキャストは酷かったけど)。本来ならワンクッションおいて、作られた「ターミネーター4」に期待したいところだけど、これがシリーズ屈指の不出来だったから辛い。本作は全3部作構想だったけど、興行収入成績の惨敗のために本作でもって終了。併せて「ターミネーター・シリーズ」もいよいよ終わりですね。やはり2が完璧過ぎた。ジェームズ・キャメロン自身も越えられなかったのなら仕方ない。
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