このレビューはネタバレを含みます
ダニー・ブーン監督が観たくて
まずジャケットと内容が違う
あまりにも違う
そもそも究極のミッションってどれだったんや
主人公のジョーがひたすら真っ直ぐ夢を追いかけるのはよいのだけど
その背景がなんか薄い
母親の死がどう影響したのかが知りたかった
日常生活が不安になる程不器用で
機密もべらべら喋りまくるし
そもそも何故警官になれたのか
しかも仕事一筋かと思いきや
ふられたらまさかの上司のもとへ
あーそこでロマンスおこる?みたいな残念感
ジョーは仕事一筋なのか女性として生きたいのかが
よく分からなかった
というわけでストーリーは全体的に統一感がなくて残念
ただ面白かった
会話劇として観たらとても面白い
会話のお陰で最後まで飽きずに観られたといっても過言ではない
ニヤリとさせられる会話がちりばめられていて
とても良かった
登場人物はみんな魅力があって
個人的な頼みで「な?」「ん?」「え?」「ああ」と
喋ってないのに伝えようとする日常でもありそう感がリアルで
更にちゃんとコメディとして成り立っていて秀逸でした
「映画の続きを観たら帰った方がいい」の下りから
やらかした感がベタすぎて思わず声を出して笑ってしまった
もっとスケールの小さい会話劇にした方がもっと面白かっただろうに
やりたいこと、登場人物の魅力、ストーリーが
噛み合っていないのが惜しい
