烏丸メヰ

神と共に 第一章:罪と罰の烏丸メヰのレビュー・感想・評価

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)
4.5
日本人にも馴染みのある、死後の四十九日(の間に行われるあの世での裁判)をモチーフにしたファンタジー。
アクションあり笑いあり涙あり、個性的なキャラクターありでかなり楽しかった。

漫画原作との事だけど、キャラクターデザインや世界観がかなりスタイリッシュ。
日本の『地獄少女』のように“漫画ならではのキャラデザとそれに寄せる実写”というのではなく、地獄や閻魔や鬼などを大人が見てもサブカル臭のしない形にできる凄さ。これはファンタジーをどこか中二扱いする日本人には苦手分野なのかなと。
大王に女・子供がいるという斬新なデザインなのにそこまでサブカル臭がしないのはマジで良い。
日本特有のサブカル臭って、特定層のオタク受け狙い、みたいなニッチなあざとさや需要の満たし方がよくも悪くもあるけど、日本は一度それ度外視で、大人が見てもオタク臭くない本気のオシャレ目指して和製ファンタジー作りませんか?って思う。
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