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詩人の恋のasukaのレビュー・感想・評価

詩人の恋(2017年製作の映画)
3.8
乏精子症と診断され、収入はほぼなくて。
役立たずと罵られ、荷物扱いされた詩人のテッキ。

もう何年もスランプ状態の時に、ふと出会ったのがセユン。
なんだか彼のことが気になり始めて、彼の働くドーナツ屋さんに足繁く通うテッキの姿はとても可愛かった。
誰かのことが気になって、その人のいるところへ通いたい、一目見たいっていう気持ちはすごくわかる気がする。

テッキはセユンに対して、自身の妻への愛とはまた少し違う何かを感じていることに気づいていた。
彼と一緒に森へ出かけたり、セユンの家族背景を知ることで…
彼と関わることで気づいた支えてあげたい、守りたいっていう気持ち。
これがテッキにとっては恋という表現がぴったりきたのかなぁ。

テッキの一方的な片思い状態ならまだしも、セユンもなんとなくそんなそぶりを見せるから余計と切なかった。
きっと、お互いに自分自身に全力で向き合ってくれる人を求めていたのかなぁ…と感じた。


途中、詩を指導している少年の読んだ詩がとても素敵でグッときた。

アゴ女とか言われてたけど、韓国ドラマのボーイフレンドのあのお母さん出てるやんー!
そして、セユン役の人見たことある?って思ったら椿の花咲く頃の大きくなったピルグだぁ!

cocoのオンライン試写にて鑑賞。
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