回想シーンでご飯3杯いける

ダフト・パンク リビールドの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

2.0
1998年だったか、某クラブの控え室でダフトパンクの2人と話した事がある。当時はまだマスクをしていなかったので、2人とも当然素顔だったし、後になって今のような謎めいたアーティストとして売り出されるなんて想像も出来なかった。

本作はドキュメンタリーで2014年製作という事になっているけど、大半は2006年の来日時のオフショットで構成されている。字幕をオフに出来ない仕様になっているので、日本国内でのプロモーション用に作られた映像の再利用だと思われる。まだグラミーを受賞する前の時期で、2人の動きが妙にコミカル。大阪の街を歩く2人のロボットの姿も何だか微笑ましい。

今はどうか知らないけど、この頃のダフトパンクはスタッフにマスクを被らせて周囲を煙に巻くなど、マスク姿である事を利用してかなり挑発的な行動を取る事もあったらしい。本作でもロボットの隣に素顔のメンバーが一瞬映っていたように見えたんだけど、どうなんだろ?

というわけで、2018年の今観るには、映像も古く、特に新しい発見は無い。音楽もBGM程度の使用で、2000年前後の古い曲ばかり。僕のように当時を懐かしむような人以外にはお勧めできないな。