サーフ

サイドマン:スターを輝かせた男たちのサーフのレビュー・感想・評価

3.5
著名なブルース・ミュージシャンであるマディ・ウォーターズとハウリン・ウルフのバックで演奏していた3人のサイドマンたちのドキュメンタリー作品。

個人的にロックやジャズはそれなりに聴いてきたけれどブルースはほとんど聞いたことなかったのでこの作品で取り上げられている3人のミュージシャンについてはまったく知らなかった。マディ・ウォーターズとハウリン・ウルフは名前知ってる位。

ブルースというジャンルがその後の音楽に多大な影響を与えているという事をこの映画を通して詳しく知る事が出来た。
登場するミュージシャンも豪華でジミ・ヘンドリクス、エリック・クラプトンに始まり、ホワイト・ストライプスやブラック・キーズなど比較的近年のミュージシャンも。不遇の時代があったにせよブルースという音楽、魂が消えることなく今の時代まで繋がっているという事を改めて気づかせてくれる。

そして何より素晴らしいのが最後に映される綿花農場をバックに白人と黒人の少年2人がギターでブルースを奏でているシーン。
3人が紡ぎ出した音楽が連綿と受け継がれていて、ブルースの未来を感じさせてくれる映像だった。
サーフ

サーフ