備忘録
2018.8.13 TOHOシネマズなんば別館で鑑賞。
かなりおもしろかった。
前半は、黎明期のVシネマのような・・・と言っては、Vシネマに失礼にあたるレベルのゾンビ映画を見せられる。
荒い画質で、テンポが悪く、変な間があったり、セリフの繋がりがおかしかったりして、ハズレが多いゾンビ映画としてもかなり低レベル。
が、この作品は、ゾンビ映画が終わってから俄然おもしろくなる。
ゾンビ映画制作に至るまでと、撮影中の裏側が描かれるが、そこで前半のテンポの悪さ、おかしな間、繋がらないセリフなどの疑問がどんどん回収されていく。
また制作準備段階の監督家族の微妙な溝が、映画撮影中の難関を乗り越えながら除々に埋まっていく。
観終わったあと、もう一度前半のゾンビ映画が観たくなった。
テレビで放送された際、私の周りに、前半だけ見て「おもしろくないから見るのをやめた」という人がいて驚いた。事前に「前半は我慢して見て」と言っておいたのに…。
アマゾンプライムでフランス版の「キャメラを止めるな!」を観たが、今作をほぼほぼ忠実にトレースしただけで捻りがない作品で残念だった。