ぱやぱや

スチュアート・リトルのぱやぱやのレビュー・感想・評価

スチュアート・リトル(1999年製作の映画)
4.0
幼い頃から繰り返し観ていて、大好きな映画のひとつ

ネズミのスチュアートが健気で、そして感情豊か
変にキャラの感情をデフォルメでごまかさず、むしろ大人びた演出をしているのも良い
強がって笑ったり、寂しそうだったり、背景が複雑だからこそ幸せを心から喜べている描写に胸を打たれる
(時々スチュアートの空回りにはいらっとさせられるが、それがなんだか家族感あってむしろ良い、手間のかかる弟を見ている気分)

また、スチュアートをネズミにすることで可愛く子供にも観やすい作品にしながらも、姿が違っても血が繋がっていなくても対等にリスペクトしあう絆を築けるというメッセージ性もしっかり伝わってくる作品

結構欧米でもネズミは嫌われ者みたいだけど(色々な映画でゴキブリ並の扱いを受けているのを見るし)、それを敢えてこういうキャラクターとして描いて、最初は疎んでいた主人公家族や周辺の人達も、だんだんスチュアートを認めていく過程がすごくよかった

ストーリーも前半と後半で毛色が違ってマンネリしない
(前半は家族、主に末っ子との絆形成について、後半はサスペンス風のアクション)

スチュアートやおもちゃとかの見た目も可愛く、良作だと思う
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