近づいたら即死系SFスリラーと思いきや、、、
交通事故で記憶を失って目を覚ました男、リアム。助けを求めるが辺りは住人の死体ばかり。ようやく生存者を見つけたものの近寄ろうとした途端、突如目の前で死んでしまう。そんな彼には、半径15m以内に近づいた生命の命を奪う能力が宿っていたのだ。そこに、近寄っても死なない女性ローズが現れる。
カナダ産スリラー作品は、いい意味でいつもワクワクさせてくれる。そして今作もそれらと同様に、ユニークな設定で面白い。
低予算ながらストーリーは秀逸で、序盤と終盤で全く色が異なる。彼の特殊能力の素性を深掘りするSF作品を期待すると、少しこじつけ感というか、期待はずれに思うかもしれないが、「記憶をなくした男の話」（能力はおまけ）と思えば、中々に上質なサスペンス作品に仕上がっている。
これはいい意味でリメイクに期待。
