エアール

ホステージXのエアールのレビュー・感想・評価

ホステージX(2017年製作の映画)
3.0
目覚めた主人公は
どこだか分からない家畜小屋に閉じ込められていた。
所持品はなにもなく
誰かに頭を殴られたのか
ひどく痛むし、血も出ている。
なにより困るのは
自分が何者で、なぜこんな目に遭っているのか
さっぱり思い出すことができないこと。


状況を呑み込むのにあたふたしていると
そこへ屈強な男たち4人が現れ
小屋の中へと入ってきた。
必死に英語で助けを求める主人公であるが
どうやら男たちに英語は通じないようで
銃を携帯している彼らは
主人公に鬼の形相で詰め寄りさらに殴りかかる。
結局分かったことといえば
彼らは敵側であり
主人公をここから助け出す気は
微塵もないということ。

3人が買い出しへと出かけて行き
監視・見回りのためにひとりが残る。
どうにか男の隙をつき
男がもつ携帯電話を手にすることに成功した主人公。
911の緊急コールから案内され
CIA捜査官にやっとのことで繋がる。


自身が置かれている状況を電話で説明するものの
情報が足らず進展しない。
さらにやりとりを続けるうちに
主人公の現在位置がボスニアの僻地であることがわかる。

とにかく助けてほしいと懇願する主人公に
CIA捜査官は
国外の場合アメリカ人以外を救出する義務はなく
現地警察の管轄下となること、
”もしきみがアメリカ人であることを証明できれば”
捜査官を現地へ派遣し助け出すことができるのだが…、と。。
主人公は自身の身元について
思い出そうといろいろと手を尽くすも…


”人質”とタイトルにもあるように
監禁×記憶喪失コンビのソリッド・シチュエーションもの。
置かれた厳しい状況下で、考え得るあらゆる手段を講じて
難局を打開していこうと奮闘する姿が描かれており、
不明だらけのスタートから
隠された真実を紐解いていく、ミステリータッチで展開されるのも
よくあるあるの感じ。


本作に注目したのは
MGSのPHANTOM PAINで
美しき孤高の女スナイパー クワイエット役としてキャスティングされ
モーションキャプチャーを担当したステファニー・ヨーステンがヒロインとしてクレジットされていることを知り
ちょっと観てみたい気に駆られたからなんですけど、笑
本作でもまあ〜話しません、笑

クワイエットほどスラリとはいきませんけど
でもクワイエットでしたね、笑
実写で観ていてもあぁ〜ってなるので
おそるべし。
作品よりもたんにそこに注目して観ただけなので
ほかとくになにもなしです。
エアール

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