長く自宅闘病していた母が亡くなり代わりに母に似た何かが現れるようになる
父は借金返済のため出稼ぎへ出て家には4人の子どもと車椅子の祖母のみ
怖かった！！
序盤から怪奇現象の予兆はあるけれど介護の辛さが上回る
母親が亡くなっても後ろめたさや気抜けが先に来て真っ直ぐ悲しめないのがつらい
けど母に似た何かが出てきてからはとにかく怖い
まず見た目が怖い！
登場の仕方も本当に絶妙で一番嫌な時に嫌な方法で出てくる
愛していた人が怖くなって出てくるなんて無関係の霊より苦しい
このあと絶対嫌なことが起こる…と思うとその通りに嫌なことが起こる
でも予想できるから怖くないということが全然ない
絵面が常に予想の3倍くらい酷いのでわかっていても震え上がった
怖い噂話や都市伝説を語る場面はイメージ映像なしで話だけだけど言葉だけでものすごく不吉さが伝わってくる
衝撃的なことが起る場面は見事なカメラアングルで「そこまで見せてくれなくても…」というくらいしっかり映してくれる
エンディングも後味が悪い
最初から最後までたっぷり怖くて大満足な作品だった！
