このレビューはネタバレを含みます
「搾取なき世界では貴方も働かなければいけない。それは恐ろしいことだ。」
ってやつ、印象的だったなあ。
痛いところ突かれた気持ち。
本のタイトルしか知らないレベル知識の無さで、独特の言い回しもあるものの、分からないことは無い。
というのも、原語だとすごくシンプルなのに日本語に訳された途端難しくなるやつだなって感じだった。
最近のストと言い、「闘って勝ち取る」精神をここでも見られて、すごくフランスらしいなあと思うなど。
「共産主義」も「マルクス」も(中身知らないのに)過激なイメージは変わらず残りつつ、
日本国内でも(ここまででは無いとはいえ)格差がガンガン広がっているのを目の当たりにしていると、なんか考えてしまうな。
ブルジョワはbrotherじゃない、というのがかなり支持されたのは、キリスト教社会のヨーロッパではちょっと意外だった。
マルクスとエンゲルスもだけど、それぞれの奥さんが超有能。