Garararara

マルクス・エンゲルスのGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

イェニーの(破壊のための)思想の強さがスゴい
 “人類はみな兄弟”、でも労働者とブルジョワは敵…矛盾してない?

読んだことなかったけど、資本論は未完成だったんだ


1843年初頭
絶対王政下の欧州は、飢餓と不景気の結果
変化の時を向えていた
英国では産業革命が社会の体制を揺るがし、
無産者階級(プロレタリア)が誕生
“人類は兄弟”という共産社会の理念で、
労働組合が発足
そこに社会の概念を覆し世界を一変させた、
2人の若きドイツ人が現れた

イギリス マンチェスター
エルメン・アンド・エンゲルス紡績工場
メアリー・バーンズ…アイルランド生まれ、先導者としてクビ、これをきっかけにフリードリヒと結婚、
フリードリヒ…エンゲルスの息子、

カール・マルクス
イェニー…妻、貴族の娘

“批判的批判を批判する”

マルクス…24時間以内にフランス追放
イェニー…二人目を妊娠中→娘ウララ

マルクス&エンゲルス「聖家族」

“正義者同盟”

1845年冬 ブリュッセル
“共産主義を啓蒙しつつ同時に商売をするなんて、無理なんだ。続かないだろう”
“物的生活は物質的に苦しい。新たに父親になった。…。家族を養うため本を書こうと思ってる。人間的な社会を求める我々の唯物論と、ブルジョワ的物質主義との違いを主張していくべきだ”
同盟には思想が足りない→マルクスにロンドンへ来てほしい→イェニーとレンチェンで子供の世話(エンゲルスの仕送りで何とか)

同盟の考えでは人間は2種類
肉体労働で鍛えられた者と、その労働の果実を得るブルジョワ
「同盟に知識人はいらない」
“貨幣の廃止”
ブリュッセルに前線基地…連絡網を網羅

「子供を使わないと価格で他社に負ける」

1846年3月30日 ブリュッセル
労働運動の指導者の会合
全員が合意できる簡単な綱領を作ること

正義者同盟からマルクスとエンゲルスの処分(全員一致)
1.同盟への正式加入
2.同盟再建に務めること
3.新たな綱領づくりに参加。全員での討議後に作成する
新会員として秋の総会に出席できる
プルードンの招待の交渉を2人に

1846年5月 ブリュッセル
ベルビュー・ホテル
プルードンに交渉…フランス通信員に
最新本「貧困の哲学」
マルクスの答え「哲学の貧困」

1847年11月 ロンドン
レッド・ライオンズ・ホテル
正義者同盟総会
多数決でエンゲルスをブリュッセル支部の代表に
“プロレタリアとブルジョワの敵対は、全体的革命となる闘争である。階級が存在する限り、社会科学の最後の言葉はジョルジュ・サンドを聞こう。「闘いか、あるいは死か。血みどろの闘争か、あるいは無か」”
「産業革命は現代の奴隷を生んだ。奴隷とはプロレタリアだ。自らを解放し人類を解放するのだ。その解放より生まれる。共産主義が」
新たなスローガン「クーデターだぞ」
「“万国のプロレタリア、団結せよ”。そして、組織名も“共産主義者同盟”に変更する」→賛成多数で可決
共産主義者同盟の誕生

1848年1月 オーステンデ
共産党宣言
ひと月後、パリで2月革命が勃発
階級対立によって西欧の旧体制は瓦解
その後、国際労働者運動が誕生した
「共産党宣言」は数ヵ国語に翻訳・再販され続けている
イギリスへ亡命したマルクスは、病と貧困の中、大著「資本論」を終生書き続けた
不断の批判こそが彼の目的だ
故にこの書物も未完成である

マルクスとイェニーと娘、エンゲルスとメアリーの写真

20231022-23 953
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