劇場公開時から気になっていた映画。マレーシアのランカウイ島で約1週間の休暇後の機内で視聴。東南アジアのカルチャーに触れた後で、視聴するタイミングとしてはバッチリ。
不覚にも、クライマックスのシーンでは感動して泣いてしまった。
コミカルで笑えるシーンも豊富。金持ちの出自の彼氏の庶民感覚を描写する際の、「わたしのNetflixのIDは共有する癖に」なんてコメントは個人的にめっちゃツボ。
一方で、ストーリー自体は骨太。彼氏の母親も、彼女と同じように学業を志した過去があり、そういう共通点を持った二人だからこその衝突だからこそ、見ていてヒリヒリする。
ある意味、ロミオとジュリエット的で、捉え方によっては二人が共に幸せを掴むのは難しいともいえる。だからこそ、最後のシーンの感動に繋がる。彼氏役の少し間が抜けた好演も手伝って、思わず涙してしまった。
非現実的だが「おとぎ話」として充分見ごたえるのある一本。