tonahikoさんの映画レビュー・感想・評価

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ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.4

ケビンコスナーは「ドリーム」でも男気溢れる演技に心打たれたが、苦悩しながらも己の信条を貫こうとする男を演じさせたら右に出るものは居ないと感じる。

物語は中盤以降、少し停滞して眠くなったが(暗くて見え
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.7

天秤というのは、ゆうこの心の葛藤を表してると思うが、映画を通して幾つかの分岐点があり、ゆうこは逡巡の末に自分が正しいと思う方に足を踏み出した感覚。

本当に見たいストーリーはむしろ映画のエンディングか
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夜を走る(2021年製作の映画)

2.9

もう少し振り切って欲しかった。
リアルを追求したのか。

吾郎さん出てきた。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ほのぼの系の青春まっしぐら。よくできてる。
消化器ニキがツボ。

ラストシーンがガチガチの合成で、なんかファンタジーっぽく終わる。

エンドロールで兄弟愛の話だったと知る。

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.8

約20年前に大学生の時に出会った。

俳優陣の演技、テンポ、間合い、キャラクター、全てが当時の若かった自分にフィット。

そしてその洗練されたシーンの一つ一つは今も全く色褪せない。

一つ一つの会話や
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ラバー、ストーカー、キラー(2024年製作の映画)

3.2

人が亡くなっているので滅多なことは言えないが、テンポ良く引き込まれる展開。

普通に注意深く見ていたら、真犯人は想像ができると思う。起承転結の転が終盤近くで発生し、そこからの畳み掛けは心動かされるもの
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終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.4

終戦直後の軍部と天皇陛下の関係性、アメリカの天皇陛下の扱い方が分かって非常に興味深かった。

新日のフェラーズ准将が当時の日本人にとっての天皇陛下の意味合い、アメリカ本国の厳しい姿勢、マッカーサー元帥
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.4

ズシンとくるタイトル。

小野田さんのことをリアルタイムで知らない。

小野田さんの実像を巡っては最早ご本人が存命でない今、賛否両論語り尽くされている。

少なくとも本作品は「小野田少尉という人物の半
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無頼(2020年製作の映画)

3.3

評価低いけど、全然あり。

主演のEXILE俳優さんめっちゃ良い。

ところどころ唐突感があって、話の筋がよくわからないところもあるけど、それ自体は群像劇として流してみていても問題ない。

リアルヤク
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.6

「戦死するよりも辛いことがある」

32年間に亘って戦友の名誉と自分達の救いを求めて戦った男たちの物語。

アメリカ映画特有の戦争賛美的なところは否めないが、自分でない誰かのために勇敢に闘ったのは事実
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General Magic(原題)(2018年製作の映画)

3.7

相当良かった。

未来の予言のような筐体。

実現したのはジョブス。ジョブスはもうこの世にいない。

人生って何だろう。未来を創るってなんだろう。

30年後の未来ってどうなっているんだろうか。

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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.4

テラスにて aka 二の腕の顛末

リッチで社会的地位が高かろうが、そこでヒエラルキーができ、人は平等に疎外感や満ち足りなさ
を感じている。

相対的にまともだったと思えた、鼻につく二人がある意味、
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セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

3.4

神風特攻隊をも凌ぐような「死ぬことを恐れない」セデック族の勇敢な突進は圧巻。

映画作品としてはいかんせん長過ぎる。キリの良いところで前後半で構成したとは思うが、後半は正直中だるみあり。人物相関も最後
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.5

教科書に載らない歴史。日本人として知っておかなければならない史実。

抑圧され蹂躙されたセデック族の復讐は壮絶。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.4

開始15分程度で理解しようとする努力を放棄。目の前の展開をひたすら追っかけていた。

それでもアクションシーンが壮大で見せ場も多くてなんとか見れる。

インターステラーと同じでいくつか章立てがあり、話
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はりぼて(2020年製作の映画)

3.7

外国人に見せるには恥ずかしい日本のブラックコメディ。
富山県の有権者の怒りはもっともだけど、地方都市だけに不正の規模もかわいいもの。一層コミカルさに拍車がかかる。

不正の手口もお粗末極まりない。「赤
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恋の渦(2013年製作の映画)

3.7

アウトレイジが「全員悪人」なら、本作は「全員カス」か。

まったく期待せずに10分見て消そうかと思ったけど、すぐに目が離せなくなった。
冒頭の合コン?鍋パ?解散後の展開が早くて秀逸。テンポもめちゃくち
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

パウルはハインリッヒとあの世で出会っただろうか。

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.4

混沌を極める状況中、互いが疑心暗鬼に陥る。
極限の緊張感の中で、極めて支離滅裂なことが組織立って展開される。
スマホも顔認証も無い時代。劇中の会話及び展開はコミカルにさえ感じられる。
しかし起きている
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コレクター 暴かれたナチスの真実(2016年製作の映画)

3.5

見終わって今作のジャケットを見ると、なるほどよくできてるなと感じる。ジャケットを一見しても、どんな話かなかなか想像できない。

戦時中の悪事が30年の時を経て裁かれる痛快な話と思いきや、その道のりは険
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.5

クリスマスイブに小学生の息子と家族3人で見ました。

結論、家族とは見ないでください。中盤までは追い込まれたヒトラーが錯乱し、むしろコミカルに描かれますが、後半はとても家族で見られたものではありません
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.6

ベルリンからブラッセルに帰白するフライトで視聴。

終始目が離せない展開。

ナチスの地球史上例を見ない悪業への制裁と並行して、イスラエル国家、ユダヤ人のアイデンティティという複雑で難解なテーマが描か
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.5

ブラッセル発ベルリン行きの飛行機で視聴。

とにかく暗くて陰鬱。

それでラスト15分のために我慢する価値がある。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.6

ベルリン旅に先駆けて視聴。

大枠は理解。
第二次世界大戦を機にナチスが去っても、社会主義下で抑圧が続いていたドイツ史の複雑さに驚嘆。

なぜ東西ドイツに分裂したのか、ベルリンの壁がなぜ作られたかなど
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男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年製作の映画)

3.7

吉永小百合が美し過ぎる。当時の衝撃は半端じゃんかったと思う。

虎屋の面々のサポートの甲斐あって父娘が仲直りするシーンは感涙もの。ここまでのシリーズで一番感動した。

とっても味わい深い作品。

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.4

コメディとしてどんどん洗練されていく。
これが岸恵子さんか。

フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.8

このタイミングで2023年のナンバーワン。
飛行機で日本の両親と離れて、海外の家族の下に戻る道中で視聴。テンションも相まって涙腺崩壊。

色んな意味で問題ありありの登場人物たちが、それぞれ皆良い。主人
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.6

スポーツ史を通じて、「パイオニア」という言葉がこれ以上相応しい選手はいないのではないか。

怪物(2023年製作の映画)

3.4

マジか。怪物ってそういうことなのか。

中村獅童の怪演。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.3

小説を2年前くらい読んでようやく視聴。

映像化した作品としては成功例に入る。

小説自体が面白かったので、見て後悔は無し。

長澤まさみとにかく美しい。

序盤のホテルマンカットをひたすらイジられる
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.1

小学生の頃の私。
ベトナムでは戦争が起きていて、怖いところだと漠然と思っていた。

物心ついた頃の私。世の中には
「反戦活動家」という人々がいることを知った。時にセックス、ドラッグ、ロックンロール、ヒ
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TAKING CHANCE/戦場のおくりびと(2009年製作の映画)

3.5

隠れた名作。
戦死者に表される特別な敬意、残された家族の悲哀、生存者の慟哭。

アメリカが世界の警察だった頃。アメリカ国民にしか分からない悲痛な感情がそこにあったにだと思い知らされる。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.2

最後の最後のオチを描きたかったのか?

天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

3.3

NBAの選手知ってたら、0.5ポイントは追加だろうな。

ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.4

独特のリズムで淡々と進むストーリー。
極限までリアル感がある。

暴力的、性的な描写は必要最低限に止めているが、不思議と退屈しない。過剰な描写がないから話に無理がない。
一例で言えば、少年院の仲間との
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.4

荒唐無稽な話が二人の役者(主演の若手俳優と阿部サダヲ)によって極上のミステリーに仕上げられている。

途中から、面会に同席する刑務官が「この男の子、天才だな〜」と思ってるだろうなと見ていたけど、なるほ
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