実にラブライブサンシャインらしい作品だな、と思った。μ'sの方がこういうのでいいんだよ、こういうのが見たかっただよね、という映画に対して、悪くいえばスケールの小さい展開になっているとは思う。
ヒットした作品の2作目は難しい。全然関係ないけど、グレートマジンガーとか、Ｚガンダムとか作ってる側の苦悩がわかるよな。
内容に関してはこれSaint Snowが主人公だろうと。歴代ライバルキャラの中では一番曲的にもキャラ的にも好きだからそこはいいけど。
実はこの映画に関していえばSaint Snowパートが一番好きまであるかもしれない。
曲や映像、声優の演技がいいのは言うまでもないし、地元の人や店をしっかり映像化しているのはすごくいいよな。
ラブライブシリーズ全般、というか創作物全般に言えるのかもしれないが、観ている人たちで幻想、作りものフィクションを共有している感覚が好きだ。ラブライブサンシャインは特に沼津に行くとキャラターがいるかのように街全体が盛り上げているのがすごい。
そういう意味では観ている人の中にある「自分の中のラブライブサンシャイン像」というものが新しく補完されたことが一番よかったと思った。
