りきやん

ガンジスに還るのりきやんのレビュー・感想・評価

ガンジスに還る(2016年製作の映画)
3.9
老いによる死期を思うことはあっても、何月何日いつ何時に死ぬか判らない…はず?しかしそれを感じた主人公の父親は、周囲の反対を押し切ってガンジスの聖地で終幕を迎えようとする。視点となる主人公が付き添いの息子(といってもええオッサン)なので、死生観というより生者から観た死を待つ人々という印象が強く、還った感がやや弱かった気がする。インドの日常や独特の風習を軸とした家族のやりとりはとても興味深くもあり歯痒くもあり。大河の流れをただような映画でした。
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