FRANCIS

TAXi ダイヤモンド・ミッションのFRANCISのレビュー・感想・評価

1.4
新生シリーズ第1弾も不発と空回りの連続。

ベンソン色は薄まり随所に挟まれるコミカルというよりはダラダラしたコミカルシーンの連続で緩急のつけかたが悪い。

監督は主演俳優ガスダンビドに交代したが、この人の周りのキャラへの引き立て方の分かっていなさは想像を絶するものがあり、相棒はせっかく前作の主人公の甥という設定なのにただのお荷物で見ていてイライラするレベル。主人公マロの一人の活躍が中心となるが彼も敵も頭が悪い。ラストバトルまでカーアクション以外で盛り上がることなく、カーアクションも4よりもレベルアップしたとは言い難い。また、メインの曲もなるMiserlouもカヴァーのバージョンでの使用であるため盛り上がりに欠ける。

ガジェット担当のヒロインはシリーズ初の後方部隊でドラマ版トランスポーターシリーズのカーラとディーターを組み合わせたような魅力があった。こちらを相棒にすれば少なくともTaxi NYよりは良い作品になった。

ROTTEN TOMATOES で史上最低0%スコアを叩き出したのも納得の作品である。
FRANCIS

FRANCIS