大西辰明

クリード 炎の宿敵の大西辰明のレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
5.0
1を観た時に感じた、独特の高揚感、観た後、力がみなぎってくるような感じの正体が自分でも謎だったんだけど、2はそれが更にパワーアップしてました。

このエネルギーの正体を
自分の映画鑑賞の師匠(勝手にそう呼んでる)ライムスター宇多丸がウィークエンドシャッフルで、『黄金の時代が終わったあとの世代が、どうやって歴史を塗り替えるか』だと言っていて。
なるほどぉ!ってなりました。
ロッキーをみた時よりクリードに自分が興奮するのは、間違いなくその、同時代性があるからなんだなって納得。
今回は、ついに宿敵を迎え撃つことで、
クリード自身が自分なりの伝説を残したから、余計感動したし、今作をきっかけに新しくロッキーシリーズのファンになった若い人たちは共感性が高かったんじゃないでしょうか!

親世代の若い時はこんなにすごかった!みたいな話を聞くと、今の時代にそれをどうやって超えられるかみたいなコンプレックスがあって、クリードを観ると、彼のように直向きに頑張って、共に今の時代を生きている仲間と協力すれば、いつか自分なりのレガシーを、形はどうあれ残せるんじゃないか!みたいな気持ちにさせてくれる。
本当に素晴らしい作品です。
号泣メーンでした✨
大西辰明

大西辰明