風来坊

マッド・ワールドの風来坊のレビュー・感想・評価

マッド・ワールド(2018年製作の映画)
1.5
新生児に感染するウィルスの蔓延で子どもがいなくなり、大企業が牛耳り格差が広がった暗黒の世界を変えるため、転送装置を開発し過去へとタイムトラベルした科学者2人の運命と人類の危機を描いたSFサスペンス。

流れで説明する技術と予算がなかったのか、冒頭ナレーションとダイジェスト形式で序盤の状況をほぼ全て説明してくれます。よくテレビドラマである「前回までの内容は」的な感じ。説明があっても分かりにくいんですが…。

W主人公の2人がどっちも髭面…キャラ分けでどっちかはタイプの違う人にしないと混乱しますわ…。男性の科学者は髭面という監督のイメージなのかも知れない。

ゲームの「ディビジョン」を彷彿とさせるような、ジャケット写真ですがこんなシーンは無いです…。また子供が生まれない世界というのは、クライヴ・オーウェン主演の「トゥモローワールド」似ていて面白そうですが、「トゥモローワールド」ほどの重みは無く非常に薄っぺらい。

本気で未来を変えるつもりなら、死に物狂いで行動しないといけない気がするが、内輪の揉め事が多くて萎えるし揉めてる場合かと思う。あーじゃないこうじゃないが面白くない。追っ手に迫力がないから全くハラハラしない。
殺人だ倫理どうだと一方の主人公を責めていた方も簡単に人を殺すし意味不明…。

出演者は知らない顔ぶればかりですが、マイケル・マドセンがゲスト出演的な感じで出演しています。マイケル・マドセンは相変わらず存在感があって出て来る所だけはドラマに深みを持たせています。

自分の理解力が足りないせいもありますが、結局何が何だか分からないまま唐突に幕切れというか打ち切りの印象…。パッケージのジャンルにSFアクションとありますが、アクションシーンはほとんど無いので騙されないようにしてください。SFサスペンスとしても自分は面白く感じませんでした。
風来坊

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