ルサチマ

亡霊は笑うのルサチマのレビュー・感想・評価

亡霊は笑う(2018年製作の映画)
2.0
漫才の舞台をいかに見せるか。
矢張り客越しに漫才師を写してしまうと、映画において明らかなフィクション空間が生まれるようだ。

フジテレビがネタ(漫才)番組でよくやる漫才師の背中を写す演出は、あまりに舞台袖のテレビマンや芸人たちの眼差しに近すぎて、そこまで芸人を美化するんじゃないよとか思うし、矢張りテレビでも映画でも作品内にフィクション空間を作るのは難しい。

舞台に立つ人/舞台を見る観客/スクリーンを通して客と舞台上を見る観客
それぞれがある程度の距離を保ちつつ、しかし適度な緊張感を持たないとスベってしまう気がする。
お笑いはそれがあまりに露骨だから怖すぎて手に負えない。
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