あれを不幸に負けない強くて清く正しい理想的な子どもの成長物語として受け入れる大人ってグロテスクというか、残酷だなぁという感想。ピンふりちゃんのキャラクターは超よかった。
理不尽な不幸と我慢を強いられる現実を前に、成人男性であるジョーカーは世間に鬱憤を爆発させて、観客はその姿に感情移入する一方で、小6女児おっこちゃんの、すべて抱えて堪えて笑顔で生きていく姿に感動するのってグロい。(同じ観客だとは思わないけど) その理想的な女児は大人が勝手に描いたものだし。
あのストーリーの先には「両親を交通事故でなくした悲劇の美少女が元気に若おかみとしてがんばる旅館」として取り上げるマスコミや、それを見て駆けつけるロリコンおじさんとかがいるんだろうなぁ…と勝手に鬱になってしまった。
でもピンふりちゃんは超いいキャラクター(2回目) あかね、ずっとボクっ娘だと思ってたんだけど、普通に美少年で、原作だとピンふりちゃんの彼氏になるんか…。
