このレビューはネタバレを含みます
おもしろ〜い！って思いながら観てた
キャスト陣の演技やセリフが素晴らしいだけでなく、都会田舎双方のロケーションが絶妙というかちょうど良かった
ただの対比に収まらない良さがあった、とくにジョンスの家ね
前半のベンがヘミの手相を見るくだり、あそこでヘミは本当に心の石をベンに抜き取られてしまったんじゃないかと思う
ジョンスがたった一度のセックスをずっとオカズにしてる間、グレート・ハンガーなヘミの心は目まぐるしく変化してたのではないかと思う
納屋、もといビニールハウスを焼く行為がどんな意味を持つのか、作中ジョンスの父親の癇癪ぐせの話になったとき、ベンはそうならないために自分のベース(このワードも大事な気がする)に任せ、2ヶ月に一回ビニールハウスを焼くのだと言った
原作同様、焼き払われたのが現実の物質的なビニールハウスである必要はないみたい
ジョンスの心の中で焼き払われた″ビニールハウス″はヘミが落ちた井戸の思い出ともつながるのかもしれない
ベンをギャツビーに例えるシーンがあったけど、何気にここが一番腑に落ちてない
ギャツビーがベンでジョンスがニックだとして、肝心のデイジーがみあたらない
でもそう考えたところで、では一体ヘミの役回りは何やったんやろうとも思う
