ケヴィン・テニー監督作。
1990年に制作されたSFアクションの隠れた佳作で、二人の宇宙人の対決が地球人のヒロインを巻き込みつつ活写されます。
ブラックホールを通じて地球に飛来した宇宙人犯罪者と彼を追う宇宙人捜査官(ピースメーカー)の戦いを描いたSFアクションで、検視官の地球人ヒロインが宇宙人同士の争いに巻き込まれつつも異種ロマンスに身を投じていきます。
善玉と悪玉の見分けがつきにくい二転三転の展開と、銃撃＆格闘＆カーチェイス…と多彩なアクションシーンの連続で魅せていくSFアクションで、地球語(英語)を一夜のTV学習で物にしたり、ホットドッグ屋台にヒロインと立ち寄ったりといった宇宙人の地球初体験がユーモラスですし、イケメン宇宙人と地球人ヒロインとの異種ロマンスは『スターマン／愛・宇宙はるかに』(1984)や『花嫁はエイリアン』(1988)等に連なるラブファンタジーとなっています。
