レニー・ゼルウィガー主演とは言われなければ気付かない程「ジュディ・ガーランド」が憑依していました。波乱万丈な人生を過ごした事は知っていましたが、幼少期にここまで酷い扱いを受けていたとは...。信じがたい程に酷い。その為か大人になって子供を授かった後でも情緒が不安定な為に仕事もどん底。仕事の仲間からしたら遅刻やステージに穴をあけられれば、幼少期の体験だとかは関係ないので干されるのは仕方がない...。作品の幕引きには少し疑問を持ちました。何だかんだ言っても、「彼女はステージに救われた」みたいな美談になってましたが、子供を手放したり、早死にしても「才能があって良かった！」とは思えないと思うけどな。ショービジネスの暗部を徹底的に描くと駄目なのかな？「ショーガール」のポール・ヴァーホーベン監督とか(あれは作品自体が面白くなかったのもありますが。でも一作失敗しただけで干されるのも不自然。)
