【もう一ひねり欲しい】
三木孝浩監督作品。百田尚樹の原作は未読。
幼い頃に飛行機墜落事故で両親を失い、自分は奇跡的に助かったという経験を持つ青年(神木隆之介)。今は自動車整備工場で仕事をし、経営者夫妻にも可愛がられている。
その後、偶然から、自分には死ぬ人間を予知する能力があるのだと気づく。しかし、死ぬ運命を持つ人間を助けると、直後に自分の心臓に痛みが走ることにも。
やがてチャーミングな女性(有村架純)と親しくなるが・・・
予知能力を持つ青年の運命、という筋書。
三木監督らしいていねいな作りではあるけれど、どこか物足りない感じが残る。最後近くの「実は・・・」の部分があまり効果的ではないからだろうか。原作起因なのかどうかは、読んでいないので分からないが。
筋書にもう少しひねり欲しかった。惜しい。