murmur

天使のたまごのmurmurのネタバレレビュー・内容・結末

天使のたまご(1985年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーに答え合わせがないタイプだ〜!!
最近の作品に甘やかされていたので油断してました。

OPから少女を妊婦に見立ててきて「おっ凄まじいフェチの香りがするぞ」と思いながら鑑賞。
アニメーションの完成度が高すぎて目が楽しいですね。背景美術も上手い。わけのわからない話が苦手な人でも映像作品として楽しむ価値はあると思います。

瓶から赤い液体を捨てたのは生理、たまごを青年の剣で叩き割ったのは性行為のメタファーかなと思ったけど聖書詳しくないのでそれ以上わからん。
瓶が腹を表しているのであれば、汲んだ水の確認をして噴水の光が灯るシーンは受精の兆し‪⋯‬?
食事が必要じゃなさそうなのに唯一出てきたジャムも気になる。

夢のような世界の中で眠らないとされる魚が出てくるのなんかイイですね。しかも化石時代から生き延びてしまったシーラカンス。
調べたら魚がキリストのシンボルとして扱われるらしいので、色々踏まえると、民衆たちはありもしない救いを求めている‪⋯‬って事かなあ🤔

青年はノアだと思っていたけど、十字架持って両手に包帯が巻いてあるのでキリストでもあるっぽい。

いつか鳩が吉報を伝えてくれるのを待ち続けていたのに、化石になるぐらいとっくの昔に死んでいた。だから「きっとそうだと思ってた」‪⋯‬ってこと?

私に知見があればもっとハッとするシーンがあるのかもしれないと悔しいばかりです。
思い浮かび次第追記します。
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