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HUNT/餌 ハント・エサのhorahukiのレビュー・感想・評価

HUNT/餌 ハント・エサ(2016年製作の映画)
3.0
ライオンvs車椅子ハンター!
アムステルダムの街に突如ライオンが出現。人間を食いまくって暴れてるライオンちゃんにイギリスからやって来た車椅子のハンター(ライオン狩のプロ)が決闘を挑むアニマルホラー。

低予算で色々とチープなところが目立つ映画ではありますが、私がアニマルパニックに求めてるものをしっかり見せてくれる楽しい映画でした!

あらすじ…
動物学者の主人公。街で発生した一家惨殺事件の犯人が動物なのではないかと考えた警察は主人公に協力を依頼。主人公はその犯人をライオンと断定。ライオンの習性?を分析し、次は公園に現れると予想した警察は胡散臭いハンターを雇いライオンを狩ろうとするが…。

ライオンちゃんがアムステルダムの街の中を駆け周りながら人をパクパク食べてく楽しい映画。ライオンを神出鬼没の殺人鬼のように描き、闇に紛れて思わぬところからパックンチョしてくるライオンちゃんが可愛い!

ライオンとバイクの兄ちゃんのチェイスも楽しいし、電動車椅子とライオンの追いかけっこまで見せてくれるというアホっぽさも最高。しかも電動車椅子が追いかける側でライオンは逃げる方。絵面がシュールだし、何よりライオン早いんか遅いんかわからん!

他にもライオン目線のカメラや、路面電車内での襲撃、森の中でのバトルや屋内での死闘等、見せ場がてんこ盛り。うまく見せられてるかは別ですがね。

警察署長が呼んだ胡散臭いハンターはやっぱりポンコツで、満を持してやってきた真打ちが車椅子に乗ったおっさんハンターというのも最高に熱い!片足ないけど大丈夫なのか?と思わせといてめちゃくちゃ有能な車椅子ハンター!…のはずなんだけどあんまり弾当たってない…。銃は下手なのかな(笑)

カメラも演出もCGも全部チープだし、余計なとこに時間さく割りには、ハラハラ感を盛り上げるための演出は案外サラッとやっちゃったりと微妙なとこは多いんですけど、サラッとアニマルパニック系の映画を見たい時には楽しめる作品だと思います。
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