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レッド・ノーティスのYOKのレビュー・感想・評価

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)
3.7
ラ!ラ!ラ!ライアン・レイノルズ~~!!!
のっけから身軽で軽口なライアン・レイノルズと武骨でパワータイプなドウェイン・ジョンソンのコントラストがとても良き。これ映画館で観てたら最初からワクワクしてたと思う。

それまでは一匹狼として盗みを働いてきたノーラン(ライアン・レイノルズ)がFBIでプロファイラーのジョン(ドウェイン・ジョンソン)と手を組んでロシアの刑務所から脱獄し、自分らを陥れたビショップ(ガル・ガドッド)を取っ捕まえに行く…的な話。

とにかく1から100までずっとライアン・レイノルズが賑やか。とにかくずっと喋ってるし冗談吐く。でも賢いのと人懐こい感じが良き。ライアン・レイノルズが特に好きじゃない人は「こいつずっと喋ってんな…」ってなるかも。

対するドウェイン・ジョンソンは生真面目で「プロファイリングしてる…?」ってちょっと疑問に感じるくらいにドウェイン・ジョンソン。

2人の役どころのキャラが性格も見た目も職業もだいぶ正反対で良い。どことなくノーランがジョンに懐いて見えるのが個人的に好きで、ノーランがレイノルズで良かった~!ってスタンディングオベーションした。

ただまぁ展開とかキャラクター設定とかはまるで目新しくない。相反するふたりが手を組むなんて太古昔からある話だし、美しくて強くて賢い女性が皆を掌の上で転がすのもあるあるだし、「クレオパトラの卵」という初耳アイテムは登場するもののロシアの土産品として有名なイースター・エッグに似ていて目新しさも感じにくかった。

でも安心して!どんでん返しあるよ!
この辺めっちゃ笑った。俺のこと愛してるだろ!とか言ってたノーランが「ええ?」って顔して困惑してるの可愛すぎて笑いながら拝んだ。

卵を集める理由の結婚式があまりにもあれで「ぎょえ〜!趣味悪ぃ~!」ってドン引きしてたところでエド・シーランよ。君、本人役で映画出るの好きね。ブリジット・ジョーンズの日記にも出てたもんね。

すっごい観やすい映画だけにどことなく物足りなさも感じちゃったのは、やっぱり目新しさにかけていたからかも。分かりやすい観やすいって点では満点だと思う。

ライアン・レイノルズとドウェイン・ジョンソンとガル・ガドットというハイパースターがそろい踏みしているのは眼福に尽きる。この3人を追う性FBIがルパン三世を追う銭形警部みたいだった。

可もなく不可もなく楽しめました!
ライアン・レイノルズ大好き!
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