天才の話って面白い。
特に幼少期の、曲を1回聴いただけでピアノで弾けちゃうエピソードとか、名前を決める時のエピソードとか、どこまで事実に基づいているかは分からないけど、そういう一つ一つのエピソードから、エルトン・ジョンの神に選ばれし者っぷりが分かる。
ただ全体的に暗い。
派手派手しい衣装でスター街道を一気に駆け上がっていく痛快サクセスストーリーではなく、両親からの愛情がない悲しみや、パートナーからの裏切り、薬物依存などを描きながら、いかに天才エルトン・ジョンが孤独だったかを最後の最後まで執拗に訴えてくる。
思っていたよりミュージカルで、
予告でも使われていた「Saturday Night's Alright for Fighting(邦題: 土曜の夜は僕の生きがい)」は、ダンスもキレッキレで最高に楽しい!