武士として生まれながら人を斬ることができず苦悩する若い浪人、都築は村の仕事を手伝いながら、時に百姓の少年に剣を教えながら、穏やかに暮らしていた。
しかし、ある日村の近くで果たし合いがあり、これから起こる戦に備え同志を求め旅をする浪人、沢村と知り合う。
人を斬らなければならない状況でありながら、できない都築は己と酷く葛藤をする。
生まれる時代が違えば、通っていたであろう運命に、"自分なら、"と考えてしまう。
少し見応えに欠けるが、塚本晋也監督の世界に興味を持ついいきっかけになった。
池松壮亮、蒼井優の最高の共演。
日本映画ならではの殺陣のシーン。
予算があればどんな仕上がりになったのかと空想するほど主題は良かった。