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ファントマ対ファントマのoのレビュー・感想・評価

ファントマ対ファントマ(1914年製作の映画)
3.4
シリーズ第4作。
怪盗ファントマを追い続けるジューヴ警部だが、ジューヴこそがファントマの正体であるという誤った世論が広がり投獄されてしまう。
一方のファントマは更なる荒稼ぎのため愛人のベルサム夫人を利用して、大胆にも、ファントマ逮捕に必要な資金を集めるという名目を掲げて仮面舞踏会を開催する。

ファントマが別人になり済まして悪事を働くのは前作までと同じだけど、仮面舞踏会にはファントマの格好をした人物が3人も現れる。

なりすまし、擬装が重ねられる。

仮面舞踏会はファントマ以外も華やかな宮廷衣装や騎士の扮装など多種多様で楽しい。

モノクロの画面の質感が良い。
アパートの改装中の部屋の白とグレーのまだらな壁。
改装職人の白いワンピースのような作業服。
白をベースにした画面で、壁に釘を刺すと黒ずんだ液体が不気味に滲んで溢れ出す。
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