上野オークラにてR18版「ぐしょ濡れ女神は今日もイク！」。

現れては人知れず消えていく、それがピンク映画女優であった事を思えば、本作は本当の異色作、公式な「朝倉ことみ引退作品」である。
そこには大蔵映画の、山内大輔監督の愛があった。ピンク映画を愛した朝倉ことみという個性への、可能性への感謝があった。
完全オカ惚れ状態の山内大輔が準備したのは、まさかの宇能鴻一郎ネタ。艶笑コメディの形を取りながら、過去の朝倉ことみ演じる「ユリ子サーガ」を掠めて通るメタフィクションだ。監督が言う「朝倉ことみピンク映画ファン」に向けたド真ん中直球である。絡みも今までで一番濃厚だ。

山内組の女メフィスト・涼川絢音が短いながらユリ子を異世界へ誘う役で、独特な芝居と見事すぎる肢体を披露、レズのみながら絡みをほぼ一人で背負う真木今日子の濃厚な艶を、山内組らしい土肥特効が彩る。
川瀬陽太、森羅万象が実は物語が無い作品をぎりぎり成立させている。
「しあわせ配達人」を笑顔いっぱいに演じる朝倉ことみは、まさに要求された役を演じお客様に満足してもらう、というメタな設定であり、申し訳程度のお話をセックスで紡いでいくという、いっそ潔いピンク映画の仕事を山内大輔はエクセス時代から振り返り、再認したのではないか。
ユリ子サーガの始まりと、唯一直接接続していると言ってもいい「情炎の島　濡れた熱帯夜」からの本作を観ると、ぐっと来ると思う。
朝倉ことみ、お疲れさん（観たのは上野オークラの舞台挨拶の日）。

俺自身はと言えば、AV女優としての朝倉ことみには殆ど魅力を感じた事が無いし、ピンク映画の中の彼女にも同様だった。山内組なら真木今日子の方が良い。ただ彼女の何かが、山内大輔自身が言うようにジャンルをブレイクスルーしていく可能性を見せたのだろう。久々の「ピンク映画に愛された女優」が彼女だったのかもしれない。

• #山内大輔
• #朝倉ことみ
• #涼川絢音
• #真木今日子
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• #ピンク映画

なんくるないさー。

ゴーヤーやばw
(魚肉ソーセージの時も笑ったけど)
そしてゴーヤー汁って何

このお仕事
デリヘルと何が違うのかと
思ったりもしたけど
そっか紛れもなく主演の娘の
引退作で
セルフオマージュな感じあるわけね

このジャンルで引退作品を
作ってもらえるって
だいぶみんなから愛された役者
だったんだなぁ

そんなにファンでもなかったけど
僕まで
なんだかしみじみしちゃった

引退おめでと〜

• #ゴーヤー

劇場公開Rｰ18作品のもともとのタイトルは「ぐしょ濡れ女神は今日もイク！」
そしてR15+版タイトルとして「しあわせ配達人・ユリ子」で、
TVOA用タイトル「美人家政婦 癒しと快楽」として鑑賞。

ヒロインの引退作品なのか、けっこう大勢の役者が登場し、なかなか華やかな感じ。そして知る人ぞ知る過去の作品の回想などがある。しかしこれが単に内輪ネタになっていて、序盤こそ面白そうなドラマみたいだったものの、後半から何の意味もないシーンばかりで退屈でした。