ToooyMatsuooo

mid90s ミッドナインティーズのToooyMatsuoooのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

とにかく雰囲気が良かった。
90年代の独特な雰囲気を感じれてノスタルジックな気持ちになった。(その時代はまだ生まれてないけど)
もっと喧嘩とかドラッグとかをやりまくってるのかなと思っていたけど、そんなことはなく(酒とタバコはやってたけど)全員が仲間想いってのが良かった。

スティーヴィーは兄に暴力を振るわれているにもかかわらず、兄に憧れてワルの道へ。次第にみんなに受け入れられていく感じが痛快だった。
ファックシットはスケボーに夢中になっていくレイが気に食わなく思っているけど、本当のところはレイが離れていく感じがして寂しかったのではないか。

レイは辛い時そばにいてくれたファックシットが酒と女に酔っていく姿に思うところがあったのだろう。だからこそなのかスティーヴィーに寄り添っているシーンには思わず心に来た。

ルーベンは最初こそスティーヴィーに仲良くしてたけど、後半はスティーヴィーが自分よりみんなにチヤホヤされるのが納得いかず嫉妬している様子。気持ちはよくわかる。

他にもフォースグレードやイアンなどのキャラクターも素晴らしかった。

フォースグレードの映画では作中以上に彼らの仲の良さが滲み出ていて根はいい子たちなんだろうなと感じた。

ジュブナイル系が好きなうえ90年代の雰囲気に強い憧れがある私にとってこの映画は癖にぶっ刺さる映画であった。
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