「王様のブランチ」で、主演の
藤原竜也が、水のシーンが
冷たくて、もう少し温かくしてもいいんじゃないかと言ったら、スタッフに「画に出ますから」と言われ、「出るかっ!」
と返したというくだりに笑ってしまい、どんな過酷なアクションか見たくなった。
竹内涼真の初お尻も見られると
いうヨコシマな気持ちも。
原作未読、WOWWOWドラマも
未見なので、解るかなと
戸惑いつつも観る。
確かに海外ロケで、アクションもかなり激しい。
ただのアクションだけでなく、
物語も重いテーマも隠されていた。
ただ、原作やドラマを観ていない人に解らせるためか、
現在と過去が交互に出てくる為、テンポが悪いのが残念。
せっかくのバディものでもある
のに鷹野(藤原竜也)ばかりが、
クローズアップされ、田岡
(竹内涼真)との関係性が
伝わりにくかったかな。
鷹野が田岡を弟に重ねている
のは、解るけど、
互いに助けるシーンを
入れる為だけの存在として映った。
水責め、火攻め、半裸張りつけ、藤原竜也の痛がる、苦悩の顔を見る映画であった。
生い立ちが悲しく、
明日のことを考えず、
今日1日を生き延びるなんて、刹那的。