ポッケ

リトル・マーメイド 人魚姫と魔法の秘密のポッケのレビュー・感想・評価

2.0
人参、玉ねぎ、ジャガイモ、肉。
(カレー?シチュー?肉じゃがかな?)
ゴボウ、キウイ、プリン。
(!!?)

とにかく短時間に設定とジャンルを詰め込みすぎて「それ必要?」が溢れて散らばってしまった印象。
作中出てきた姪の旅行カバンはこれを示唆していたのか…

お話の軸が迷子になるので、
姪の謎の病気を治すか囚われた人魚を助ける記者のラブストーリーのどちらかにした方がスッキリしたのではと思いました。
また「魔法」という設定についてもワクワク感というよりはご都合展開のための雑な理由づけとなってしまい、さらに後半では混沌極まる魔法ビーム対決を引き起こします。ボスが魔法使えるのはいいとして、団員にも時間止めたりできる人がいるので、もっと早く助け出せたのでは…と思ってしまいます。いっそ魔法なしのメンツで魔法使いのボスと戦った方がハラハラしたかも。

冒頭おばあさんが小さい姉妹に物語を聞かせるところから始まり、夢、愛、魔法のようなテーマをふんわり提示しながら謎の魔法合戦のあと最後はあんな感じだったので、語り終えた時に妹が眠そうに寝転んでいるシーンでは「そりゃそうなる」という妙な共感を覚えました。

人魚が潜る前に空気吸い込む場面はシュールな笑いが起きましたが、唐突な歌と人魚のデザイン、キャストはよかったです。

ありがとうございました。
ポッケ

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